ニュースレター

2024年06月01日

ミグランスニュースレター6月号*奈良県立橿原考古学研究所付属博物館に行ってみよう!*

 

今月のおすすめスポットは、

奈良県立橿原考古学研究所付属博物館に行ってみよう!

 

今年1月、考古学界を揺るがす国宝級の大発見「蛇行剣」や「鼉龍文盾形銅鏡」が大きな話題を呼んだ奈良市の富雄丸山古墳。

4月には、ここ橿原市の橿原考古学研究所付属博物館で「蛇行剣」の一般公開が行われ、会期中8日間の来場者数がなんと、

同館の年間入館者数約5万人の1/3近くにあたる約1万6千人!

常設展示も見どころいっぱい、期間限定の特別展示も魅力的なテーマで次々と開催されています。

古代ロマンあふれる貴重な展示品の数々に思いを馳せてみませんか?

 

橿原考古学研究所付属博物館 外観

 

館内の様子

 

蛇行剣公開時の様子

 

国指定史跡「藤ノ木古墳」の出土品(国宝)をはじめ県内の考古資料を一堂に展示する博物館。

常設展示では、旧石器時代から平安・室町時代までの歴史や時代を追って、出土品やパネル展示でわかりやすく紹介されています。

映像ライブラリー、情報コーナー、ミュージアムショップ、中庭を見学できる回廊は入場無料。

 

館内の見どころトップ3

1位 : 藤ノ木古墳から出土した豪華絢爛な馬具類

法隆寺の西約350mに位置する直径48m・高さ9mの円墳である藤ノ木古墳の石室内から、

大きな家形石棺や土器類、豪華な副葬品、2人の被葬者、見事な馬具類が発見された。

この馬具類は国宝に指定され、被葬者の候補として、崇峻天皇、穴穂部皇子、平群氏などがあげられている。

 

※文化庁所蔵・奈良県立橿原考古学研究所付属博物館保管

 

2位 : 黒塚古墳からの出土した33面の三角縁神獣鏡

奈良を舞台にしたドラマ「鹿男あをによし」でも重要ポイントとなった天理市の黒塚古墳からの出土品 – 33面の三角縁神獣鏡。

卑弥呼の墓とされる箸墓に近い場所から最多となる三角縁神獣鏡が出土したことから、

邪馬台国畿内説が俄然クローズアップされることとなった。

 

※文化庁所蔵・奈良県立橿原考古学研究所付属博物館保管

 

3位 : 巨大な円筒埴輪や動物型埴輪

古墳に立てる埴輪は、時期とともにその種類がかわるとのこと。

墳丘頂上部では、円筒埴輪や家形埴輪が方形に取り囲み、葬られた人を守るための意味を強く持つ。

5世紀後半に新たに加わる人物と動物の埴輪の組み合わせによって、葬送と引き継ぎの儀礼の様子を再現している。

 

 

【情報】

アクセス : 近鉄橿原線「畝傍御陵前駅」から徒歩5分

開館時間 : 9時~17時(月曜定休)

料金 : 一般400円

住所 : 奈良県橿原市畝傍町50-2

TEL : 0744-24-1185

 

※画像は奈良県立橿原考古学研究所付属博物館の許可を得て掲載しています。