ニュースレター

2025年02月01日

ミグランスニュースレター2月号*廣瀬大社*

今月のおすすめスポットは、北葛城郡河合町の「廣瀬大社(廣瀬神社)」です。

社伝によると、水足池と呼ばれる沼地が一夜で陸地に変化し、橘が多く生えたことが天皇に伝わり、大御膳神として社殿を建てて祀ったことに始まるとされます。

またこの地域は、高田川と一緒になった曽我川・大和川・飛鳥川など奈良盆地内を流れる河川のほとんどが合流する地点であることから、水神が祀られました。天武天皇は龍田の風神・広瀬の水神を併せ祀ることにより風水を調和し、国家安泰・五穀豊穣を祈願されました。

 

 

主祭神は若宇加能売命(わかうかめのみこと)、別称で大忌神「廣瀬大忌神」とも。

社伝では伊勢神宮外宮の豊宇気比売大神、伏見稲荷大社の宇加之御魂神と同神ともされています。

 

水神と御膳神としての信仰のある古社で、厄年や厄除け開運などの祈願に多くの人が訪れます。境内は長い参道で、二社参りの神域や「砂かけ祭」などの祭典も見どころがあります。

 

 

毎年2月11日に行われる砂かけ祭(お田植祭)の様子

五穀豊穣を願って行われる「砂かけ祭」には、1300年以上の歴史が有ります。田を耕す人の役、木製の面をかぶった牛役の人が登場し、農作業の一連の所作を演じた後、砂を雨に見立てて掛け合います。

 

【写真提供/廣瀬大社】

 

 

所在地 :北葛城郡河合町川合99

TEL  :0745-56-2065

アクセス:JR 大和路線「法隆寺駅」下車 徒歩30分

近鉄 田原本線 「池部駅」下車 徒歩25分