観光コンシェルジュのおすすめ観光プラン
橿原市内を巡るルートや中南和地域の見所を観光プランでご紹介します。
万葉歌碑巡り(耳成山~香具山)
橿原市内には万葉歌碑が数多くあります。
日本最古の歌集である『万葉集』には大和三山を詠った歌が数多く収められているのはご存知でしょうか?
万葉歌人たちの思いが込められた万葉歌碑を巡り、詠まれた時代の世界に浸ってみてはいかがでしょうか☺📚
〈徒歩ルート〉約8km
スタート:近鉄大和八木駅 ゴール:近鉄畝傍御陵前駅
歌 | 作者 | 歌碑の場所 |
①耳無(みみなし)の 池(いけ)し恨(うら)めし 吾妹子(わがもこ)が
来(き)つつ潜(かづ)かば 水(みず)は涸(か)れなむ
(耳無の池は何と恨めしいことよ。吾妹子がやって来て身を投げたら、水は乾れてほしいものよ。) |
不詳 | 橿原市木原町
耳成山公園・木原古池 |
↓ |
↓ 1.4km |
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②春過(はるす)ぎて 夏来(なつきた)るらし 白妙(しろたへ)の
衣乾(ころもほ)したり 天(あま)の香具山(かぐやま)
(春もおわり夏がやってきたらしい。純白の衣を乾かしている。天の香具山よ。) |
持統天皇 | 橿原市醍醐町
醍醐池 |
↓ | ↓ 2.1km | |
③大和(やまと)には 群山(むらやま)あれど とりよろふ 天(あま)の香具山(かぐやま) 登(のぼ)り立(た)ち 國見(くにみ)をすれば 國原(くにはら)は 煙立(けぶりた)ち立(た)つ 海原(うなはら)は 鷗立(かまめた)ち立(た)つ うまし國(くに)そ 蜻蛉島(あきづしま) 大和(やまと)の國(くに)は
(大和には多くの山があるが、とりわけてりっぱに装っている天の香具山、その頂きに登り立って国見をすると、国土には炊煙がしきりに立ち、海上には鷗が翔りつづけている。美しい国よ、蜻蛉島大和の国は。) |
舒明天皇 | 橿原市南浦町
香具山 (登山道入口) |
↓ | ↓ 300m | |
④ひさかたの 天(あま)の香具山(かぐやま) このゆふべ
霞(かすみ)たなびく 春立(はるた)つらしも
(久方の天の香具山には、この夕方霞がたなびいている。春になったらしいよ。) |
柿本人麻呂 | 橿原市南浦町
天香山神社 |
↓ | ↓ 1.1km | |
⑤いにしへの 事(こと)は知(し)らぬを われ見(み)ても
久(ひさ)しくなりぬ 天(あま)の香具山(かぐやま)
(古い昔のことは知りようもないほどだが、私が見てからでさえ、こんなに久しくなった。聖なる香具山よ。) |
不詳 | 明日香村小山
紀寺跡 (明日香庭球場) |
↓ | ↓ 1.3km | |
⑥わすれ草(ぐさ) わが紐(ひも)に付(つ)く 香具山(かぐやま)の
故(ふ)りにし里(さと)を 忘(わす)れむがため
(わすれ草を私は紐につける。香具山がなつかしい、あの故郷を忘れようとして。) |
大伴旅人 | 橿原市城殿町
本薬師寺跡 |
このほかの万葉歌碑は橿原市公式ホームページに掲載されています。
ご興味ある方はこちらをチェックしてみてください!
➡万葉歌碑/橿原市公式ホームページ (city.kashihara.nara.jp)