観光イベント情報

橿原市を始め、奈良県内特に中南和地域のイベント情報をご紹介します。

令和6年度秋期特別展 水と暮らしの風景史 -古地図と景観がひらく飛鳥-

【概要】

たたなづく青垣の山々から飛鳥の盆地へと注ぐ渓流の水は、古代の庭園の噴水や漏刻台の水時計の施設にも使われてきました。奈良時代以降、飛鳥がしだいに農村へと姿を変えるなか、水は地域の人びとの暮らしや営みを支える財産として大切にされてきたのです。人びとは古代の水路を引き継ぎ、野や山に田や畑を開き、そしてときには水不足に苦しみながらも、「日本の原風景」とも讃えられる田園の風景を育んできました。古代人の知恵に由来する水路やため池、江戸時代から守られてきた用水の配分の工夫、水辺に臨んで繰り広げられる伝統行事など・・・。飛鳥の風景には、移り変わる古都の自然や社会と向き合い、水とともに歩んできた人びとの足跡が刻まれているのです。

今回の特別展では、江戸時代から明治時代の古地図・古文書のほか、現地でおこなった文化的景観の調査成果などを中心として、水を活かして営まれてきた飛鳥の暮らしと風景の来歴・魅力を読み解きます。本展が、飛鳥の歴史的風土の“これまで”と“これから”を考える機会となれば幸いです。

 

【展示会期】  2024年7月12日(金)~9月16日(月・祝)

                        月曜日休館 (7月15日、8月12日、9月16日は開館し翌日休館)

                        8月15日(木)無料入館日

 

【展示会場】  独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 飛鳥資料館

 

【主  催】  独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 飛鳥資料館

 

【後  援】  文化庁・近畿日本鉄道株式会社

 

【開館時間】  9:00〜16:30(入館 16:00まで)

        休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)

 

【入館料金】  一般 350円 大学生 200円

                        高校生及び18歳未満、70歳以上は無料

                        11月3日(日)は無料入館日

開催日令和6年10月4日(金)~12月1日(日)
休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
場所独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 飛鳥資料館
関連リンクhttps://www.nabunken.go.jp/asuka/contest/15.html